ロサンゼルスへ

午前4時半に自宅を出発。夜道をワシントンDCまで2時間程、北上します。
1時間程は前も後も全く車がなく、安全と言えばこの上なく安全ですが、
退屈と言えばこの上なく退屈です。。

履歴書を数部持参するはずだったのですが、自宅のコピー機のインクが
急に無くなり持参できず。また長時間のドライブ&フライトの為、スーツは
まだ着用せずガーメントバッグに入ったまま。

会場入りする迄にこの二つを解決しなくちゃ、というのが退屈な夜旅の友
です。履歴書はDCかLAどちらかの空港でプリントアウトし、スーツは・・・
会場のホテルのトイレかな、というのが2時間考えた末の答えです(笑)

昼前にロサンゼルスに到着し、先ず向かったのは・・・LA2.jpg
西海岸の4州(アリゾナ、カリフォルニア、ネバダ、ユタ)でしか展開していない
ハンバーガー・チェーンの「IN-N-OUT」です。

大学での交換留学時代、キャンパス近くにこのチェーン店があり友達とよく
行ったのを思い出します。。その時はどのハンバーガーよりこのチェーン店のが
美味しいと思っていたのですが・・・10年経ってどう感じるのかな、というのにも
興味があり行ってみました!

注文したのは10年前と変わらず「ダブル・ダブル」。名前の通りチーズとバーガーが
それぞれ2枚入っています。
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10年前に初めて食べたとき程の感動は無かったですが、やはり今でもアメリカで
一番美味しいチェーン店だと思います。

食後はダウンタウンの会場へバスで向かいます。敢えて一番治安の悪い交通機関
を利用したのも10年前が懐かしかったからです。車を持っていなかった当時はどこ
に行くのにもバスを利用していました。

利用者は車を購入出来ない程の所得しかない人達で明らかに黒人・ヒスパニック系が
多く、ときおり見かける白人も生気がなく身なりもみすぼらしいです。アメリカ人が
車内で「Hi!」と挨拶するのは挨拶したくてしているのではなく、周りの利用者に自分
は危険じゃないぞ、と伝えるためにしているとどこかのコラムで読んだのを思い出し
ます。

会場入りしたものの、懸案の2点はどちらも未解決のまま。短パン・ポロシャツの格好
で履歴書をコピーしたいとホテルの人に伝えても切迫感が全く無いので、とりあえず
先にスーツに着替えることにしました。程よく誰も使用していない大きなトイレが会場
の片隅に見つかったので手早く着替え、いよいよ履歴書コピーの交渉です。

コンシェルジェに要件を伝えると、「10ドル払えばホテル内のインターネットとコピー機が
使えるけど、貴方が求めているのはそういうことじゃないですよね、私の名刺にある
メールアドレスに履歴書のファイルを送ってくれれば直ぐにタダでコピーしますよ。」と
予想外の回答が。。手持ちのiPhoneからメールを送り直ぐにコピーを手に入れることが
できました。

コンシェルジェの素晴らしさ&テクノロジーの進化に改めてビックリです。。そんなこんな
で面接前に持てる体力の半分を既に消耗してしまいましたが、面接自体はそれなりに
うまく行きました。どうも僕からは、ほとばしるほどの情熱を感じることがなく冷静沈着で
自身の売り込みには淡白らしいのでそこは今後気を付けたいと思います(大笑)

面接の合間に会場から歩いて数分のところにある「リトル・トーキョー」にも行ってみました。
10年前にロサンゼルスに到着して記念すべき1泊目となったホテルは名前も変わり、
色も変わり、面影が殆どありません。
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街自体も新たな建物が増え、なかなか当時を思い出せないのですが、紀伊国屋書店
の入るモールだけは健在でした。
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午後10時半にロサンゼルスを離れ正味半日の滞在でしたが、やはり西海岸には東海岸
にない明るさがあります。澄み渡る青い空、微かにココナツが香る風、等間隔に並んだ
パームツリー。。。明日からまた生真面目な東海岸で頑張ります・・・